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みんな、ありがとう

監督 渋谷 幸夫 <平成18年度を振り返って>

 平成18年度は, 監督2年目になりま した。 今年度 は, 子 どもたちから教えて もらった事, 反省させられた事, と貴重な体験を した1年でした。 1つ に県体会出場がありま す。 今年の Aチー ム (6年生) は, こ れと いって 特徴があるチームではありませんで した。 飛び抜けた ピッチャー・バッターがい る わけでもあ りません。 ほかの強いチームに は, 速いボールを投げるピツ チャー, 毎回ホームランを打つようなバッターがいますし, 体格をとって も しかり です。 ところ がフ レン ドの子 どもたちは, 4, 5 月 はいったいどうなるのだ ろうというチームで したが, ほんの数カ月 でチームと してまとまり, 集中力のあ る, 粘り強いチームとなり, 中央ブロック予選参加61チーム中準優勝で県大会 出場を決めたほどです。 試合は, 勝つことによって勢いづくということがありま す。 まさにその勢いにのったようです。 しかし, 毎試合先取点を取られていま し たが, 「いつか追いつく だろう,何とかなるだろう」 と, 大人であるわれわれに 自信を持たせてくれるチームに, いつしか子どもたちは成長していたようです。 我慢すること, あきらめないことを教えているはずの指導者たちが, 逆に子 ども たちに教えてもらっ た1年だったような気がします。

 反省させられた事の1つに 「ケガ」 がありました。 多くの大会に参加 しますと, いろいろなグラウンドがあります。 ある大会のグラウンドで, ネクストバッター ズサークルがやけに近くにあると思いま した。 案の定, フ レンドの選手が打球 を顔面にうけて骨折です。 大会は事務局が運営しますし, すでに何試合か行わ れていましたから, 安易に考え, 前もって何も言わなかったのですが, 子ども たちを守るのは, われわれ指導者ですから, すこしでもグラウン ドに不安があ れば, 意見を しなければならなかったことを怠ってしまいま した。 結局, 指導 者が, 大人が怠ったことは, すべて子どもたちに跳ね返ってきます. ケガをした 子どもは, 楽しいはずの野球から遠ざかることになります. ですから, われわれ に少しでも不安があれば, その時に解決しなければならないと, 改めて反省さ せられま した。 次に団員数についてです。 大宮フレン ドは, 平成 19年度の大宮の団員登録 者数が一番多いチームとなりました。 団員登録者数は48名です。40名を超え るチームはほかにはありません。 なかには9名にも満たないチームもあります。 大宮フレンドも団員の減少という危機がありましたが, 母の会のご協力で, 少し ずつ団員が増え, 今日に至ったと思います。 ただ, 団員数の増加にともなって 指導者の不足を感じています。 野球の経験が 「ある, なし」 は問いません。 お 母さん, お父さんで練習に参加していただければ, 子どもたちのケガのリスクを 減らすことにも なります。 こちらもぜひご協力く ださるようお願いいたします。

 今年度を振り返って一言では, 「子どもたちの笑顔と母の会の協力で,1年間支 えていただいた」と言えるような気がします。

平成19年2月25日

<2006年卒団式> <みんなの思い出>

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